複素数ミニ講義の4回目です。

さあ!本日は座標値の入力と出力をやってみましょう。

複素数モードらしさ全開です。


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■座標の入力

複素数モードの強みは,なんといっても「1つの数値でX座標とY座標を扱える」ということです。
複素数についての詳細な説明は省きますが,1つの数字に「実部」と「虚部」を持つのが特徴です。

複素数:実部+虚部i

こんな感じ。

やれば理解できるので,さっそく座標を入力してみましょう。

では,A点(X座標:8.22m Y座標:4.92m)の座標値を複素数として入力してみます。





どうでしょう?

X座標「+」Y座標「i」をすることで,座標を入力することができます。
複素数では,これが1つの数字として取扱われます。

X軸とY軸の座標値がひとまとめになることで様々な恩恵があるんですよ。

■ 座標を記憶させる

で,このひとまとめにした数値をメモリに記憶(ストア)させることで,本領の発揮です!
つまり,通常の計算モードではX座標とY座標の値を1つずつメモリに記憶させる必要がありますよね?でも,複素数モ-ドでは,点そのものを1つのメモリに記憶させることができるんです。

単純に比較しても,複素数モードでは通常の計算モードの2倍メモリを活用できることになります!

では,また演習ですが,実際に先ほどのA点(X座標:8.22m Y座標:4.92m)の座標値をメモリ「A」に記憶させてみましょう。





右の画面表示のとおりになりましたか?
これで「A」にはA点の座標値が記憶されたことになります。

画面表示のとおりにならない方は,間違って操作している可能性がありますので,もう一度電卓操作をよく見てやってみてください。

特に,「A」の場所が分かりづらいかもしれません。下の画像のところです。





■ 座標を呼び出す

では,記憶させた座標値を呼び出す方法を説明します。





[ALPHA]キ-を押した後に,呼び出したいメモリを押すだけです。
[=]を押すと表示することができます。上段がX座標,下段がY座標という感じですね。

今後の測量計算はすべて記憶されたメモリで行うことになります。座標の値を表示して,解答用紙に書きたい場合などには,この手順で呼び出すことになりますね。

あと,fx-JP500の機能ですが,[SHIFT] [STO](RECALL)を押すと,メモリに格納された数値の一覧を表示することができます!便利そう!でも注意してください!!
表示に入りきらない桁は実は切り捨てられて表示されてます。なので,極力この機能の使用は避けましょう!解答用紙に座標の値を写す場合などは,先に説明した[ALPHA]キ-を使用した座標の呼び出しをすることをお勧めします。

また,通常,メモリを呼び出すときは[ALPHA]キ-を押した後に,呼び出したいメモリを押すんですが,実は「x」だけは,[ALPHA] [)]だけでなく,電卓の右上にある[x] キー1発でも呼び出すことができますよ。





本日はここまで!
次回はいよいよ座標計算。方向角と点間距離のやり方をみてみましょう。

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