複素数ミニ講義の17回目です。

それでは,四角形の土地に限定した「簡易な求積計算」について解説いたします。

もちろん,四角形の土地であっても前回の方法で求積することができますが,こちらのやり方の方が,簡単で早いですよ。

今回も,四捨五入のタイミングなど非常に大事なことが含まれている,面積計算「大事なこと編」を是非ご一読ください!!


★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

テキストを使って実際に電卓操作を見ながら学べるアガルートの講座はコチラ↓

アガルート【土地家屋調査士試験 | 2018合格目標 複素数で解く測量計算】

▼ サンプル講義の動画もどうぞ!


amazon kindleの電子書籍はコチラ↓

中山祐介【複素数で解く!関数電卓による測量計算: 土地家屋調査士試験、測量の実務現場で早い!使える! Kindle版】

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
 

それでは,簡易な方法でも,前回と同じ土地(2番3)を求積します。
問題は同じですが,こちら↓

■座標値の入力

前回の基本編と同様,土地を構成する点をすべてメモリに入力します。

B,E,F及びGの各点がそれぞれ「B」,「E」,「F」及び「M」に記憶させますが,前回と同じですのでスキップします。


■簡易な求積

この簡易な方法でも,共役複素数である「Conjg」関数を使用します。
計算結果の虚部(下の段)が倍面積となるのも同じです。

計算方法だけが違うってことですね。

通常の方法では構成点の1点から時計回りに入力しましたが,簡易な方法では以下のように「たすきがけ」で入力していくことになります。

実際に見た方が早いですね!やってみましょう。

どうでしょう??
なんだか前回の求積は長くて複雑そう(実際やってみれば単なる繰り返しなので,そんなに複雑じゃないんですが…。)なんですが,こっちは簡単そうですね!実際,簡単ですよ!!

「Conjg」関数のかっこの中に,たすきがけ①の順に座標値を引きます。で,これをかっこでくくって,たすきがけ②の順に座標値を引いたものをかけてあげればOKです。

「Conjg」関数を1度しか使用しないため,一般的な求積方法よりも圧倒的に早いです。前回の電卓の表示と比べてみてください。同じ土地ですからね。
ちなみに,たすきがけの形で座標を引けば,その順番に決まりはありません。②からやっても同じ結果になります。

正しく計算できていれば,画面表示のとおり「64.5027㎡」となり,当たり前ですが,通常の求積方法による計算結果と同じ答えが出ます。


はい!
長かったんですが,これで複素数のミニ講座が終了です!
他にも辺長の計算とか,一連の流れとか…やりたいことはたくさんあるんですが,全部やっちゃうとkindleとかアガルートの講座が意味なくなっちゃうので,これにて終了です。ごめんなさい。

「肝」の部分は全部ミニ講座で触れたので,「この先」については,kindleアガルートの講座にて,またお会いしましょう!「複素数って早いな」と少しでも感じていただければ良かったです。

それでは!

令和5年度アガルート受講生の土地家屋調査士試験合格率は63.41%(全国平均の6.56倍)

令和5年アガルート受講生の測量士補試験合格率は95.2%(全国平均の2.96倍)

令和5年度アガルート受講生の測量士試験合格率67.61%!(全国平均の6.56倍)

資料請求で講義とテキストの一部を無料でプレゼント!

1分で簡単無料体験(※会員登録後お申込みいただくと視聴できます)

資料請求で講義を無料体験