早くて正確に!複素数による測量計算ミニ講座⑰面積計算(四角形編)
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複素数ミニ講義の17回目です。
それでは,四角形の土地に限定した「簡易な求積計算」について解説いたします。
もちろん,四角形の土地であっても前回の方法で求積することができますが,こちらのやり方の方が,簡単で早いですよ。
今回も,四捨五入のタイミングなど非常に大事なことが含まれている,面積計算「大事なこと編」を是非ご一読ください!!
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それでは,簡易な方法でも,前回と同じ土地(2番3)を求積します。
問題は同じですが,こちら↓
■座標値の入力
前回の基本編と同様,土地を構成する点をすべてメモリに入力します。
B,E,F及びGの各点がそれぞれ「B」,「E」,「F」及び「M」に記憶させますが,前回と同じですのでスキップします。
■簡易な求積
この簡易な方法でも,共役複素数である「Conjg」関数を使用します。
計算結果の虚部(下の段)が倍面積となるのも同じです。
計算方法だけが違うってことですね。
通常の方法では構成点の1点から時計回りに入力しましたが,簡易な方法では以下のように「たすきがけ」で入力していくことになります。
実際に見た方が早いですね!やってみましょう。
どうでしょう??
なんだか前回の求積は長くて複雑そう(実際やってみれば単なる繰り返しなので,そんなに複雑じゃないんですが…。)なんですが,こっちは簡単そうですね!実際,簡単ですよ!!
「Conjg」関数のかっこの中に,たすきがけ①の順に座標値を引きます。で,これをかっこでくくって,たすきがけ②の順に座標値を引いたものをかけてあげればOKです。
「Conjg」関数を1度しか使用しないため,一般的な求積方法よりも圧倒的に早いです。前回の電卓の表示と比べてみてください。同じ土地ですからね。
ちなみに,たすきがけの形で座標を引けば,その順番に決まりはありません。②からやっても同じ結果になります。
正しく計算できていれば,画面表示のとおり「64.5027㎡」となり,当たり前ですが,通常の求積方法による計算結果と同じ答えが出ます。
はい!
長かったんですが,これで複素数のミニ講座が終了です!
他にも辺長の計算とか,一連の流れとか…やりたいことはたくさんあるんですが,全部やっちゃうとkindleとかアガルートの講座が意味なくなっちゃうので,これにて終了です。ごめんなさい。
「肝」の部分は全部ミニ講座で触れたので,「この先」については,kindleやアガルートの講座にて,またお会いしましょう!「複素数って早いな」と少しでも感じていただければ良かったです。
それでは!