測量士試験の電卓使い方マスター!②【メモリ編】
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前回の基礎編に引き続き,測量士試験で使えるカシオのSL-910GTの使い方マスターのミニ講座です!
電卓はコチラ↓試験では貸出ですが,普段の演習でも使っておきましょう。
カシオ CASIO グリーン購入法適合電卓 8桁 時間・税計算 手帳タイプ SL-910GT-N 118.5mm×70mm
今回は,メモリ編です!
メモリ
この電卓でもメモリを使うことができます。ただ,メモリとしてストア(電卓に数値を記憶させることを「ストア」と言います。)する方法(というか考え方)が関数電卓とは大きく異なるので,ちょっと慣れが必要です。
メモリに使うのは「M+」です。「÷」の左にあるやつですね。
試しに「1+12÷2」をやってみます。メモリを使わなければ,
12 [÷] 2 [+] 1 [=]
で計算できますが,後ろから先に計算するので,例えば,他の計算で1を出しているときなどは計算を組み立てるのが難しくなります。そこで,この1をメモリにいれます。(メモリは蓄積するので,「MC」を押してメモリクリアしておきましょう。)
[MC]
1 [M+]
これで1がメモリにストアされました。[=]の代わりに[M+]をするイメージです。電卓の表示に「M」が点いたでしょうか?
そしたら,このメモリを使って残りを計算してみます。
12 [÷] 2 [+] [MR] [=]
メモリを呼び出すのは,[MR]になります。[MR]を押すと,ストアされている1が表示されると思います。
メモリは蓄積するので,他のメモリを使う前に[MC]でメモリをクリアするのをお忘れなく。
メモリの合計
ずっと「メモリは蓄積する」と言っていましたが,実は[MR]は蓄積したメモリを合計する機能があるんです!(だから1つの数しかメモリに入れてなければ,単純な呼び出しになったわけです。)
こんな計算をメモリを使ってやってみましょう。
(12×23)+(34×45)+(56×67)
メモリの計算に入る前に,メモリのクリア([MC])を忘れずに!
[MC]
12 [×] 23 [M+]
34 [×] 45 [M+]
56 [×] 67 [M+]
[MR]
「5,558」になりましたか?
[M-]の使い方
これまで[M+]を使ってきましたが,その左にある[M-]はなんでしょうか?[M-]を使うことで,メモリした値を引く計算をすることができるんです!
例えば,こんな計算。
(12×23)+(34×45)-(56×67)
最後のカッコがマイナスになってますね!こういう場合は,
[MC]
12 [×] 23 [M+]
34 [×] 45 [M+]
56 [×] 67 [M-]
[MR]
とすることで計算することができます。「-1,946」になりましたか?[MR]はメモリの合計なので,メモリした値を引きたいときは,[M-]にストアする必要があります。
サインチェンジ
マイナスが出てきたので,もう1つ便利なキーを紹介しておきます。それが,[+/-]です。[MC]の下にあるやつですね。「サインチェンジ」とか「チェンジ」といいます。(さらに下にある[▶]は1字戻すことができるキーです。これもよく使います。)
[+/-]を押すと,+と-の符号が入れ替わります。例えば,
2×-3
をしたい場合などですね。
2 [×] 3 [+/-] [=]
関数電卓と違って[-]キーでマイナスの数を入力できないので,数値を入力した後に符号を変えてあげることで計算できるようになります。
それでは!
これで基本的な使い方は一通り終わりですので,次回は実践編として,本試験問題を解いてみましょう!!
(解いてみるのは,平成28年度<午前試験>問5にしようと思います。アガルートテキストならP69です。今回までの機能をフルに使うと一息でできますので,ぜひ,まずはやってみてください。)
追記:講座化しました! ◆詳細はこちら◆