測量士試験の電卓使い方マスター!①【基礎編】
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測量士試験では,カシオのSL-910GTが試験会場に置いてあり,試験で使用することができます。
カシオ CASIO グリーン購入法適合電卓 8桁 時間・税計算 手帳タイプ SL-910GT-N 118.5mm×70mm
度分秒の入力に使える「時間計算」ができたり,「√」の計算ができるなど,非常に便利な機能もある(三角関数はない)んですが,ちょっと特徴的な打ち方をマスターしておくと,もっと早く簡単に計算することができるようになります!
今回は,基礎編。次回はメモリ編をやる予定です!!
逆引き計算
A-Bを計算するとき,通常は,
A [-] B [=]
と打ちますよね。でも,例えば,「12-2×3」を計算するときはどうでしょうか?「2×3」を先に計算することになるので,通常の計算方法だとメモしないと無理です。こういうときは,逆引き計算です!
B [-] [-] A [=]
と打ってみましょう!先ほどの計算なら,
2 [×] 3 [-] [-] 12 [=]
となります。すると,後から入力した数から,前に入力した数を逆に引くことができるんです。
(ちなみに,この後にでてくる「繰り返し計算」でも使用します。)
逆割り計算
次は,これの割り算版です。なお,+と×は順不同なので逆計算がありません。
-を2度打てば逆引きできたように,÷を2度打てば逆割り計算をすることができます。なので,「A÷B」ならば,
B [÷] [÷] A [=]
で計算することができます。試しに,「12÷(2×3)」を計算してみましょう。
2 [×] 3 [÷] [÷] 12 [=]
ですね!
繰り返し計算
同じ数を何度も足したり割ったりしたいときは,繰り返し計算を使用することができます。
上で見た逆計算も実は繰り返し計算だったりします!
まずは,足し算です。
12+5=
23+5=
34+5=
45+5=
のような場合ですね。
これは,
5 [+] [+] 12 [=]
23 [=]
34 [=]
45 [=]
これで計算することができます!(ちなみに「A [+] [+] [=]」をすると,「A+A」になります。)
同じ数を何度も引く下のような引き算はどうでしょう?2度押すと逆引き算になるのがポイントです。
12-5=
23-5=
34-5=
45-5=
これは,逆引き計算でもあるので,このようになります。
5 [-] [-] 12 [=]
23 [=]
34 [=]
45 [=]
ということは,同じ数を何度も割る場合は,
5 [÷] [÷] 12 [=]
23 [=]
34 [=]
45 [=]
になるわけですね!では,掛け算はどうでしょう。
12×5=
23×5=
34×5=
45×5=
こういう場合ですね。簡単です。
5 [×] [×] 12 [=]
23 [=]
34 [=]
45 [=]
です。掛け算を繰り返し計算の最後にやったのは,次の乗数で使うからです!
べき乗数
22や23のように,べき乗数は同じ数を何度も繰り返してする掛け算で計算することができます。
23なら,2を3回繰り返して掛けることになるので,繰り返し計算が使えます。
2 [×] [×] [=]
これで22です。23ならば,
2 [×] [×] [=]
[=]
で計算できます。
ルート(√)
逆に,√4などを計算する場合は,とっても簡単です。最上部にある[√]を使うだけ!(測量士補試験のルート計算からすると,ここが1番電卓の恩恵があるように中山は感じます…。)
4 [√]
これだけで√4が計算できます。[√]を押すと,表示している数字にルートが掛かるイメージです。表示している数字にルートが掛かるので,こんな計算もするときに間違いやすいです!
√(2×8)
上の式の場合,
2 [×] 8 [√] [=]
とやってしまうと,「2×√8」になってしまいます!
正しくは,
2 [×] 8 [=] [√]
これは本当に間違えやすいので注意してください!!表示している数字にルートが掛かるイメージです!
それでは!
次回は,メモリを使った計算をみてみましょう!最後には実際の本試験問題を使った実践もやりたいです!
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