土地家屋調査士試験の敗因をデータから探る
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(先日の直前ゼミで話題になったので,計算してみました。)
改めて受験生の敗因を知ることは,必ずこれからのご自身の学習指針に役立つはずです。
法務省の最終結果では,合格者数しか出ていません。でも,「択一式の基準点に届かなかった方」や「択一式は突破したけど記述式の基準点に届かなかった方」,「両方基準点を突破したけど合格点に届かなかった方」など,残念ながら不合格になってしまった受験生には,色々な敗因があるはずです。
そこで,択一式と記述式の得点別員数表のデータなども使って,午後の部についてもっと詳しく分析してみます。
これを見れば,一般的な受験生がどのようなところで躓いたのか,年度ごとに分かるはずです。
計算するのは以下の数と率です。
- 択一式の基準点突破率
- 記述式の基準点突破率
- 最終的な合格率
- 択一式で不合格となった受験者数
- 記述式で不合格となった受験者数
- 択一式と記述式で基準点を超えながら総合点で不合格となった受験者数
年度ごとの結果は以下の通り!
土地家屋調査士試験分野ごとの合格者
合格率こそ1桁ですが,択一式と記述式,それぞれの基準点突破率は択一式で約46%,記述式で約33%となっています。
択一式で不合格となってしまった受験者数からみても,まずはここを突破することが大事です。
択一式を突破できる知識があるのであれば,あとは作図・計算などの記述式特有のテクニックを上げることで,記述式の基準点は突破できます。
でもそこからも油断できない。
択一式と記述式で基準点を超えていても,その内の40%は合格点に届いていません。
ここを乗り切るためには,まさに「総合力」が問われます。
択一式と記述式で両方に問われる総合的な知識,つまり,基礎的基本的な知識をより固めることが,1桁の合格者となるための方法です。
それでは!