質問が溜まってきましたので,いくつかピックアップし,了解のもと記事にして回答いたします。

ご質問,ありがとうございます。
ちなみに,コメントで質問をいただくと漏れる可能性がありますので,ブログのメッセージから送っていただけると大変助かります。
なお,立場上ブログやメッセージ等で回答できるのは,私が販売しているテキスト,または,当ブログの記事への質問に限ります。独学全般や講義についてのご質問には,(どうにかできるなら可能な限り答えたいんですけど)答えることができませんので,ご理解ください。

<測量士補>

①質問

平成30年度問18について。デジタル航空カメラの画面の大きさが26,000画素×15,000画素となっているが,なぜ,撮影基線と平行する画面の大きさが15,000画素の方になるか。

①回答
アナログ空中写真は23cm×23cmの正方形なんですが,デジタル空中写真は長方形なんですね。これはデジタルならではのデータ転送速度が影響しています。
なので,航空機の飛行方向を長い辺にするか,短い辺にするか,という2パターン考えられるわけですが,飛行方向,つまり,撮影基線と並行する辺を短い方向にしています。
航空機の機首を上にすると,空中写真は横長の長方形になるということです。
なぜなら,横に広い方が,撮影のコース数が少なくなるから。です。
縦に短くなってしまいますが,シャッター間隔を縮めれば調整できます。コース数を増やすより,シャッター間隔を縮める方が効率的経済的ですので,デジタル空中写真は横長になっています。
問題文に「26,000画素×15,000画素」とありますので,飛行方向の画素は短い方,つまり,15,000画素の方になります。

<調査士>

①質問

問題で関数真数表が与えられていた場合であっても,それを無視して関数電卓の値を使用しても大丈夫か。

①回答
関数電卓の値を使用します。
全部確認しています。


②質問
計算途中で出た角度の小数点以下の秒は四捨五入して次の計算に使用したほうがいいのか、四捨五入せずにメモリに記憶させてそのまま使用してもいいのか。
また,計算途中の値は小数点以下第何位までを使用すればよいか。

②回答
角度などの計算途中の値はそのまま,フル桁で使用します。
四捨五入するのは,「辺長」を求める場合と,「求積」する場合です。
全部確認しています。


③質問
登記において被代位者が法人の場合、どこまで記載すべきでしょうか。

③回答
「申請人」が法人であるときは,その代表者の氏名(令3条2号),「申請人」が会社法人等番号を有する法人である時は,会社法人等番号(令7条1項1号イ)を提供しなければなりません。
ようは,申請人(代位者)であれば記載,被代位者であれば記載不要ですね。
会社法人等番号は資格証明書の代わりですから,申請人である代表者と法人を繋げるためのものです。


④質問
建物を新築し、保存登記をし、抵当権設定登記がしてある場合で、その後附属建物を新築し、この附属建物を分割するときは、抵当権は転写されるか?されないか?

④回答
建物に抵当権が設定された後に新築された附属建物には,抵当権の効力が及びます(昭25.12.14民甲3176号)。


⑤質問
建物表題登記(主と附属がある場合)において、申請書には主である建物の所在までしか書かないのに、建物図面の所在の欄には、附属建物の所在まで記載するケースがあると思うのですが、判断基準がわかりません。

⑤回答
建物の所在は,附属建物の存する地番も含みます(準則88条2項:附属建物も含めて「建物」ですからね)。なお,主である建物の存する地番を先にします(同ただし書)。
附属建物の所在を建物の所在欄に書かないケースは,その附属建物が区分建物のケースです。この場合,附属建物の属する一棟の建物の所在は構造欄に記録されるため,非区分建物の登記記録の所在欄には附属建物の所在を記録する必要はありません。ただし,質問の通り,建物図面の所在欄には附属建物の所在まで記載します。
 

それでは!

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