今日発売のCASIO fx-JP500CWを使い慣れた旧モデルと徹底比較しました!
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今日発売のCASIO fx-JP500CW、700CW、900CW、陳列前に買ってきました!すごい楽しみにしてました!
それではさっそく、fx-JP500(以下、「旧」。)と、新しいfx-JP500CW(以下、「新」。)を比較してみましょう。あくまで、調査士試験でっていう切り口ですので、ご注意下さい。
見た目
まず、「ALPHA」操作がなくなったことで、印字がすっきりしました。丸ボタンも印象的ですね。特徴的だった方向キーが丸ボタンに埋もれる形なので、(慣れるまでは?)見ないと操作できません。最初の「ON」も右上から左上に大きく移動したので、いきなり戸惑いました…。
複素数モードへの切替
旧では、[MENU]から[2]で複素数モードへできます。一方、新では、[HOME]から複素数モードを方向キーで選択します。両方とも[ON]キーの横からスタートしますが、旧では[MENU]をもう一度押せば戻れたのに、新だと[HOME]をもう一度押すと基本計算モードにカーソルがいってしまうため、複素数モードで固定して使う場合、ちょっと慣れが必要ですね。
入力/出力の変更
旧では、[SHIFT][SETUP]と1段深い階層にありましたが、新では[SETTINGS]キー一発で設定できます。頻繁に変えるものではないので、むしろ深い階層にあった方がよかったです。中に入っても、旧は横の数字を押せば選択できましたが、新は方向キーで選択しなければならなくなってます。
小数と分数の切替
旧では、[S⇔D]キーで表示されている数値の小数と分数を切り替えて表示することができます。新では、[FORMAT]キーから小数表示や分数表示を選択します。ここも1手多くなってますね。
度分秒の入力
これはかなり残念なところです。旧は[°′″]が1キーでできたので、例えば、「9°9′9″」を入力するときは、
9 [°′″] 9 [°′″] 9 [°′″]
と入力できました。ところが、新では「°′″」が[+]のシフト入力になっているため、
9 [SHIFT] [+] 9 [SHIFT] [+] 9 [SHIFT] [+]
と入力しなければなりません。度分秒の入力1つあたり3キーも打鍵が増えることになります。通常の関数電卓では使う機会が少ないかもしれませんが、調査士試験においては痛手ですね。
座標値の入力とメモリ格納
では、1番よく使うといっても過言ではない、座標値を入力してメモリに格納するシーンを比べてみましょう。
座標(100,100)をメモリAにストアします。あと、メモリ名も[M]がなくなり、[z]になりました。メモリ数は変わりません。
旧では、
100 [+] 100 [i] [STO] [A]
となります。いやー実にシンプルで良い操作だったんだなと今になって思い知らされます。
それが新になりますと、
100 [+] 100 [SHIFT] [i] [=] [VARIABLE] [A] [変数に保存する]
ということで…。なんということでしょう。まず、計算の=を出さないとストアできないです。さらに、それをメモリAというのを選択して、保存するというのを選択します…。めっちゃ打鍵数増えました!!これは…。うーん。
その他のキー
① 「∠」
旧は[SHIFT] [ENG]だったのが、新では[CATALOG] [複素数] [∠]と一覧から選択する形になりました。
② 「Arg」、「Conjg」、「ReP」、「ImP」
旧は[OPTN]から選択する形でしたが、新では[CATALOG] [複素数]から選択する形になりました。単純に1手増えています。また、旧と異なり、数字で選択できないので、方向キーで選択する必要があるのも打鍵数を増やしています。
③ 「Abs」
旧は[SHIFT] [)]だったのが、新では[CATALOG] [数値計算] [絶対値]と一覧から選択する形になりました。打鍵数でいうと、旧は2打、新は8打になります。数字で選択できないので、方向キーで選択する必要があるため、打鍵数が増えました。また、表記も旧は「Abs(」だったのに対し、新は「┃□┃」なので、ちょっと慣れが必要。
結論
調査士試験での使用に限定すれば、圧倒的に旧の勝ちです。
それでは!