調査士受講生が苦手な択一式問題とは?!【正答率分析】
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アガルートには、TOKERUKUNという、オンライン問題演習サービスがあります。

TOKERUKUNは、スキマ時間を使って、調査士の択一式の問題を解くことができるwebサービス。
受講生の皆さまにはとても利用していただいていますので、ここで、調査士試験の択一式の正解率を発表します!発表するのは、受講生が苦手な、正解率の低かった問題トップ5です!
第5位!正解率47%!
平成20年度 問題11
出題テーマは「添付図面」です。
正解率が低かった最大の理由は個数問題だからです。実は第5位から第3位まではいずれも個数問題なんですね。
あと、肢アはよくある引っ掛けなんですが、肢イが結構間違えやすいです。要確認。
第4位!正解率46%!
平成26年度 問題14
出題テーマは「附属建物」です。附属建物自体の論点もありますし、附属建物とする建物合併登記の論点も含んでいます。
肢エが特に難しいですね。
第3位!正解率44%!
平成22年度 問題7
出題テーマは「登記完了の通知」です。
総論は、学習の初期にやる内容ですので、けっこう弱い方が多いです。総論って「まとめ」なのに最初にやってくるんですよね。そのあとの各論をしっかり学んだあと、是非、もう一度総論を見て欲しいです。同じ講義なのに発見がたくさんあると思います!
同じような論点が5つ並ぶ出題なので、個数問題として解くと特に難しくなります。
第2位!正解率37%!
平成23年度 問題16
出題テーマは「不動産の表示に関する登記」なので、かなり大きいテーマですが、ポイントは①申請人、②起算日、③登記の目的、となっています。
正解肢の肢イと肢ウが比較的やさしい論点なのが救いですが、それ以外の肢が結構難しくなっています。というのも、似たような文章が5つ並んでいるのですが、肢アの誤っているポイントが①申請人で、肢イの誤っているポイントが②起算日、肢オの誤っているポイントが③登記の目的、となっていて、発見しなければならない誤りポイントが全部違うんです!1つ誤っているポイントが見つかったからといって、他の肢でも同じポイントを探そうとすると沼ります。良問ですね。
第1位!正解率33%!
令和3年度 問題16
そして!1位は33%!正解率が33%ですので、3人に1人(3回に1回)しか正解できていなかったことになります!比較的新しい令和の問題になります。出題テーマは「分割・合併」。テーマ自体は、非常によくあるテーマになります。
肢ウと肢オは比較的解きやすいのですが、それ以外の肢が難しいです。
肢アは、そもそもの文章が難しいですね。附属建物を附属建物「に」合併ですので、附属建物の床面積が増えるような区分合併の文章ということになります。初見でしっかり場面をイメージするのは難しく、読み直してやっと論点がつかめるような文章です。難しい。
肢イは、乙建物に記録されるのが「分割した旨」としている点で誤りです。文章自体は「附属合併」と書いてあるので肢アよりも読みやすいですが、誤っているポイントが素直に難しいですね。初見から合併の申請書をイメージできて、「〇番から分割」ではなく「〇番から合併」だから誤りだな!と即答できる方はいないのではないでしょうか。
残る肢エは前の2つと比べると比較的解きやすいです。「分割による所有権の登記をする旨」を論点とした過去問の出題もあります。ただ、「分割による所有権の登記をする旨」の論点自体が難しく、この肢では、さらに登記識別情報を絡めて発展的に出題されています。
ということで、改めて見てみますと、第2位と第1位の正解率の低さは納得です。どちらも良問ですが、初見で解くのは難しいでしょう。ただし、これらは過去問ですので、今となっては「解けて当たり前」の問題です。しっかりと、過去問で出題された論点、テーマ、問題構成は、当たり前のようにできるまで繰り返して学習してください。
今回、TOKERUKUNの回答数を見て、受講生の皆さんが如何にスキマ時間を頑張って捻出して、それを学習にあてていらっしゃるのかを目の当たりにし、感動しました。これからも頑張ってください!
なお、これら5問を択一式における「合否を分ける重要問題」とし、中里先生による記述式の合否を分けるポイントを加えたものを、LINE公式アカウント登録の限定動画として配信しています!登録がまだの方は下のリンクから是非!!

それでは!