測量士補の過去問は何年分やればいいか?を分析する
本ページにはプロモーションが
含まれていることがあります
測量士補の本試験は,調査士試験などとは異なり,過去問で出題された肢がそのまま出題されることが多いです。
なので,「過去問を繰返す」が最良の学習です。
では,いったい何年分の過去問をやるのが「もっとも効率がよい」のか?これについて分析します。
例として直近のH30試験で出題されたすべての問,肢について,「同じ問,肢」が出題されたか否かで判断します。
計算問題のように,答えが1つしかない場合は,5ポイント,肢ごとに判断する問題は,それぞれの肢ごとに1ポイントとすると,H30は全部で135ポイントとなりました。
これで,1年分繰返す場合は,H29に出題されたポイント数,2年分繰返す場合は,H29またはH28に出題されたポイント数…のように,繰り返した過去問でH30の135ポイントのうち,何ポイント出題があったのかを計測します。
すると,結果は以下のようになりました。
1年分繰り返した場合 55ポイント
2年分繰り返した場合 71ポイント
3年分繰り返した場合 83ポイント
4年分繰り返した場合 90ポイント
5年分繰り返した場合 100ポイント
6年分繰り返した場合 102ポイント
7年分繰り返した場合 108ポイント
8年分繰り返した場合 108ポイント
9年分繰り返した場合 109ポイント
これを135で割ってあげれば,「網羅率」が出ます。つまり,過去問でとけるポイントの割合ですね。
実際は5肢判断できなくても正解できる場合があるので,正答率はもっと上がるかと思います。
1年分繰り返した場合 40.74%
2年分繰り返した場合 52.59%
3年分繰り返した場合 61.48%
4年分繰り返した場合 66.67%
5年分繰り返した場合 74.07%
6年分繰り返した場合 75.56%
7年分繰り返した場合 80.00%
8年分繰り返した場合 80.00%
9年分繰り返した場合 80.74%
6割取れば合格の試験です。なので3年分繰り返していけそうですが,ちょっと不安ですね。
一方,7~9年繰り返してもそんなに網羅率に変化はありません。効率をあげるなら,7年分に絞るというのもありですね。
グラフにするとこんな感じ。
この結果をアガルートの教材に反映させていこうと思っています。
それでは!GWの測量士補追い込みの一助になれば!