問6<写真判読>

ア ×
空中写真の判読では,撮影された季節を判読の要素として用いることができる。

イ ×
空中写真は中心投影のため,高さのある地物ほど写真上の像が長く写る。その方向は,写真の鉛直点(中心)から倒れたように写る。

ウ ×
空中写真の判読では,写真上の陰影を判読の要素として用いることができる。

エ 〇
空中写真においては,道路はカーブが多く,鉄道は急カーブがないという特徴を判読の要素として用いることができる。

オ 〇
重複する空中写真を重ね合わせることで,対象地域のステレオモデル(立体像)を作成することができる。

よって,正しいものはエ,オであり,その組合せは「5」である。


問7<三角関数>

まずは,道路の幅員を求める。
∠BACが39°8′44″であり,AC間の距離が14.70mであるため,道路の幅員は,以下の式で求めることができる。
幅員=sin(39°8′44″)×14.70
以上により,幅員は9.280…と求められた。

AB間の距離は,A点とB点の点間距離により求める。
A点とB点をそれぞれAとBに記憶させ,点間距離を求める。
20.4+72.2i→A
33.55+59.05i→B
Abs(A-B=
AB間の距離を底辺とし,幅員を高さにすることで,△ABCの面積を求める。
Ans×9.29÷2=
以上により,△ABCの面積は86.289…と求められた。
よって,正解は「」である。


問8<三角形>



まずは,A点とB点をそれぞれメモリ「A」と「B」に記憶させる。
500+450i→A
479.11+452.19i→B
次に,AB間の距離(図中のM)を求め,Mに記憶させる。
Abs(A-B→M

以下の図から,xの長さは,以下の式により求めることができる。
sin(55)×19=

xとMをアークサインに入れることで,∠ABC(図中のy)を求め,yに記憶させる。
x÷M=
sin-1(Ans→y

最後に,BからAの方向角からyを引いて25m移動した点を求めることで,C点の座標値を計算する。

①BからAの方向角を求める
Arg(A-B=

②方向角と距離で座標を出す
B+25∠(Ans-y=

以上により,C点の座標値は,X座標493.875…,Y座標432.016…と求められた。
よって,正解は「」である。


問9<地図の投影法>

地図の投影法に関する正誤問題である。

ア ×
UTM図法は,正角横円筒図法のガウス・クリューゲル図法で描かれている。正角図法であり,正積図法ではない。

イ ×
UTM図法は,正角横円筒図法のガウス・クリューゲル図法で描かれている。横円筒図法であり,円錐図法ではない。

ウ 〇
UTM図法の縮尺係数は,X軸において0.9996,東西に約180km離れたところで1.0000である。

エ 〇
UTM図法は北緯84°から南緯80°の間の地域を経度差6°ずつの範囲に分割して,その横軸を赤道としている。そのため,原点は,赤道上に存在する。

オ 〇
経線と赤道以外の緯線は曲線のため,UTM 図法を用いた地形図の図郭は,ほぼ直線で囲まれた不等辺四角形となる。

よって,誤っているものはア,イであり,その組合せは「」である。


問10<地形図の読図>

高校と電子基準点の経緯度を基にすると,それぞれ以下の経緯度を得ることができる。なお,東経は140°36′,北緯は36°8′までは共通なので,省略する。
交番      :東経26″,北緯29″。
老人ホーム:東経42″,北緯12″。
裁判所    :東経33″,北緯17″。
保健所    :東経30″,北緯26″。
図書館    :東経13″,北緯27″。

よって,正しいものは保健所の経緯度であるため,正解は「」である。



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