調査士<午前の部>解説ミニ講座 平成27年度 問11(記述式)
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問11 小問1<座標計算>
まずは,A点とT2をそれぞれメモリ「A」,「x」に記憶させる。
①A点をAに記憶させる
116.64+82.26i→A
②T2をxに記憶させる
120.64+78.26i→x
次に,T2からA点の方向角から,T2からT1の方向角を引き,水平角を求める。
なお,T1からT2の方向角は問題文から266°である。
①T2からAの方向角を求める
Arg(A-x=
②T2からA点の方向角から,T2からT1の方向角を引き,水平角を求める
Ans-(266-180=
以上により,T1を後視としたT2からA点までの水平角は49°と求められた。
最後に,T2からA点までの距離を求める。
①T2からA点までの距離を求める
Abs(A-x=
以上により,T2からA点までの距離は5.656…mと求められた。
よって,正解は,水平角が「49度」,四捨五入した距離が「5.66m」である。
問11 小問2<放射計算>
T1を後視として,T2からF点を観測する。
①F点を求め,Fに記憶させる
x+8.51∠(266-180+80→F
②F点の座標値を四捨五入し,Fに上書きする
112.38+80.32i→F
以上によりF点の座標値は,X座標112.38,Y座標80.32と求められた。
よって,正解はX座標「112.38」Y座標「80.32」である。
問11 小問3<求積>
土地を構成する座標値であるB,C,D,Eを,それぞれメモリ「B」,「C」,「D」,「E」に記憶させる。
①B点をBに記憶させる
118.64+102.26i→B
②C点をCに記憶させる
107.82+110.06i→C
③D点をDに記憶させる
100.04+102.26i→D
④E点をEに記憶させる
100.04+88.77i→E
⑤求積をおこなう
Conjg(A)B+Conjg(B)C+Conjg(C)D+Conjg(D)E+Conjg(E)F+Conjg(F)A=
Ans÷2=
ImP(Ans=
以上により土地の面積は,400.4753と求められた。
よって,小数点以下第3位を切り捨て,正解は「400.47㎡」となる。
問11 小問4<面積分割>
P,B,C,D及びPの各点を結んだ土地が184.14となる場合の,三角形PBDの面積を計算する。
①三角形BCDを求積する
Conjg(B)C+Conjg(C)D+Conjg(D)B=
Ans÷2=
ImP(Ans=
以上により,72.54㎡と求まったため,三角形PBDの面積は,184.14-72.54=111.60㎡となる。
三角形ABDのうち,三角形PBDの面積が111.60㎡になるP点の位置を求める。
三角形ABDの面積は,以下のようになる。
②三角形ABDを求積する
Conjg(A)B+Conjg(B)D+Conjg(D)A=
Ans÷2=
ImP(Ans=
以上により,三角形ABDの面積が186㎡となったため,111.60÷186=0.6で直線ABを内分するP点を求めることになる。
なお,三角形PBDの面積を三角形ABDの面積で割っているため,P点は,直線ABをBから4:6に内分した点となる。
①BからAの距離を求める
Abs(A-B=
②BからPの距離を求め,Mに記憶させる
Ans×.6→M
③BからAの方向角を求める
Arg(A-B=
④P点の座標値を求める
B+M∠Ans=
以上によりP点の座標値は,X座標117.44,Y座標90.26と求められた。
よって,正解はX座標「117.44」Y座標「90.26」である。
問11 小問5<作図>
(省略)
縮尺,方位,点名,辺長の記載をする他,当該地に接する道路についても作図することに注意する。