問11 小問1<距離>

DF,EFの距離を求めるにあたり,D点とE点の座標値をT1とT2の放射計算から求める。
まずは,T1をメモリ「x」に記憶させる。

①T1をxに記憶させる
37.99+41.58i→x

T1からT2の方向角は,問題から190°である。なお,問題文に指定のある通り,小数点以下第3位を四捨五入する。

②D点の座標値を求めてDに記憶させる。
x+4.42∠190+19=
34.12+39.44i→D

③E点の座標値を求めてEに記憶させる。
x+4.51∠190+65=
36.82+37.22i→E

次に,F点をメモリ「F」に記憶させ,DFとEFの距離を計算する。

①F点をFに記憶させる
36.62+39.88i→F

②DからFまでの距離を求める
Abs(D-F=

③EからFまでの距離を求める
Abs(E-F=

以上によりDFとEFの距離は,それぞれ2.538…と2.667…と求められた。
よって,値を四捨五入し,正解は,DFの距離が「2.54」,EFの距離が「2.67」である。

問11 小問2<方向角>

H点からI点までの方向角を求める。
∠GHIの角度が問題文にあるため,H点からG点までの方向角を計算し,∠GHIを加えることで求める。
まずは,G点とH点の座標値を,それぞれメモリ「A」,「B」に記憶させる。

①G点をAに記憶させる
18.15+20.29i→A

②H点をBに記憶させる
21.47+39.24i→B

H点からG点までの方向角を計算し,∠GHIを加える。

①H点からG点までの方向角を求める
Arg(A-B=

②∠GHIを加えて,H点からI点までの方向角を求める
Ans+110=

以上によりH点からI点までの方向角は,10.062…°と求められた。
よって,方向角は度を単位として解答するため,正解は「10°」である。

問11 小問3<交点計算>

B点は,A点から問題文にある方向角173°の直線と,H点からG点の方向角でC点からの直線の交点にある。
C点は座標値が問題文にないため,まずはC点の座標値を求める。
C点は,F点からD点の方向角でF点から出した直線と,H点からG点の方向角で,2m(道路幅員が4mであるため,その半分の幅員となる。)北側にある点から出した直線の交点となる。
まずは,仮のH点からG点を結ぶ道路中心線の北側2mに位置する点をM点とし,M点の座標値を求める。

①HからGの方向角を求める
Arg(A-B=

②M点の座標値を求め,Mに記憶させる。
B+2∠(Ans+90→M

次に,F点からD点の方向角でF点から出した直線と,H点からG点の方向角で,M点から出した直線の交点であるC点の座標値を求める。交点計算をする場合は,下のようなメモを書く。

FからDの方向角を「x」に,HからGの方向角を「y」に記憶させる。

①FからDの方向角を求め,xに記憶させる
Arg(D-F→x

②HからGの方向角を求め,yに記憶させる
Arg(A-B→y

③方向角xを加工して,xに記憶させなおす
tan(x)+i→x

④方向角yを加工して,yに記憶させなおす
tan(y)+i→y

⑤交点CのX座標を求めて,Cに記憶させる
Fx-My=
Ans÷(x-y=
ReP(Ans→C

実部を抽出し,「C」に記憶させた。この値が交点CのX座標となる。

⑥交点CのY座標を求めて,Cに記憶させる
Ans-F=
Ans×x=
ReP(Ans)i+C→C

⑦C点の座標値を四捨五入し,Cに上書きする
23.2+37.52i→C

以上によりC点の座標値は,X座標23.20,Y座標37.52と求められた。
次に,B点の座標値を求める。

B点は,A点から問題文にある方向角173°の直線と,方向角yでC点からの直線の交点にある。
交点計算をする場合は,下のようなメモを書く。

交点計算に必要なA点をメモリ「A」に記憶させる。

①A点をAに記憶させる
38.26+18.18i→A

問題文にあるAからBの方向角を「x」に記憶させる。

①AからBの方向角をxに記憶させる
173→x

②方向角xを加工して,xに記憶させなおす
tan(x)+i→x

③交点BのX座標を求めて,Bに記憶させる
Ax-Cy=
Ans÷(x-y=
ReP(Ans→B

実部を抽出し,「B」に記憶させた。この値が交点BのX座標となる。

④交点BのY座標を求めて,Bに記憶させる
Ans-A=
Ans×x=
ReP(Ans)i+B→B

⑤B点の座標値を四捨五入し,Bに上書きする
20.2+20.4i→B

以上によりB点の座標値は,X座標20.2,Y座標20.4と求められた。
よって,正解はX座標「20.20」Y座標「20.40」である。

問11 小問4<求積>

土地を構成する座標値は,すべてメモリに記憶されている。

①求積をおこなう
Conjg(A)E+Conjg(E)D+Conjg(D)C+Conjg(C)B+Conjg(B)A=
Ans÷2=
ImP(Ans=

以上により土地の面積は,302.0832と求められた。
よって,正解は「302.0832㎡」である。

問11 小問5<作図>

(省略)
縮尺,方位,点名,辺長の記載をする他,当該地に接する道路についても作図することに注意する。

▲まとめ に戻る!▲

令和5年度アガルート受講生の土地家屋調査士試験合格率は63.41%(全国平均の6.56倍)

令和6年アガルート受講生の測量士補試験合格率は92.41%(全国平均の約3倍)

令和6年度アガルート受講生の測量士試験合格率77.78%!(全国平均の約6倍)

資料請求で講義とテキストの一部を無料でプレゼント!

1分で簡単無料体験(※会員登録後お申込みいただくと視聴できます)

資料請求で講義を無料体験