問11 小問1<交点計算>

2直線の交点の座標を求める問題である。

Q点は,ABを結んだ直線と,EPを結んだ直線の交点となる。交点計算をする場合は,下のようなメモを書く。




交点計算に必要なA,B,E及びP点を,それぞれメモリ「A」,「B」,「E」,「F」に記憶させる。

①A点をAに記憶させる
113.5+86.36i→A

②B点をBに記憶させる
110.05+100.16i→B

③E点をEに記憶させる
93.75+101.1i→E

④P点をFに記憶させる
107.25+98.94i→F

AからBの方向角を「x」に,EからFの方向角を「y」に記憶させる。

①AからBの方向角を求め,xに記憶させる
Arg(B-A→x

②EからFの方向角を求め,yに記憶させる
Arg(F-E→y

③方向角xを加工して,xに記憶させなおす
tan(x)+i→x

④方向角yを加工して,yに記憶させなおす
tan(y)+i→y

⑤交点QのX座標を求めて,Mに記憶させる
Ax-Ey=
Ans÷(x-y=
ReP(Ans→M

実部を抽出し,「M」に記憶させた。この値が交点QのX座標となる。

⑥交点QのY座標を求めて,Mに記憶させる
Ans-A=
Ans×x=
ReP(Ans)i+M→M

以上によりQ点の座標値は,X座標110.484…Y座標98.422…と求められた。
よって,値を四捨五入し,正解はX座標「110.48」Y座標「98.42」である。

問11 小問2<求積>

まずは,土地を構成する座標値を順次メモリに入力する。すでにB点とE点については,それぞれ「B」と「E」に入力が済んでいる。

①C点をCに記憶させる
111.6+113.17i→C

②D点をDに記憶させる
95.12+116.61i→D

面積を求める土地は四角形の土地であるため,簡易な方法で求積をおこなうことができる。
計算後の虚数部が土地の面積となる。

①求積をおこなう
Conjg(B-C)(D-E=
Ans÷2=
ImP(Ans=


以上により土地の面積は,236.9188と求められた。
よって,値を四捨五入し,正解は「236.92㎡」である。

問11 小問3<方向角と距離>

T1からA点までの方向角と距離を求める。
まずは,T1とA点の座標値をそれぞれメモリ「M」と「A」に記憶させる。

①T1をMに記憶させる
108.76+90.78i→M

②A点をAに記憶させる
113.5+86.36i→A

T1からA点までの方向角を計算する。

①T1からA点までの方向角を求める

Arg(A-M=

これでT1からA点までの方向角が-42.999…と求められた。時計回りの方向角にするため,360を加え,正解は「317°」となる。
次に,距離を求める。

①T1からA点までの距離を求める

Abs(A-M=

これでT1からA点までの距離が6.481…と求められた。四捨五入をし,正解は「6.48m」となる。

問11 小問4<作図>

(省略)
縮尺,方位,点名,辺長の記載をする他,当該地に接する道路についても作図することに注意する。


▲まとめ に戻る!▲

令和5年度アガルート受講生の土地家屋調査士試験合格率は63.41%(全国平均の6.56倍)

令和5年アガルート受講生の測量士補試験合格率は95.2%(全国平均の2.96倍)

令和5年度アガルート受講生の測量士試験合格率67.61%!(全国平均の6.56倍)

資料請求で講義とテキストの一部を無料でプレゼント!

1分で簡単無料体験(※会員登録後お申込みいただくと視聴できます)

資料請求で講義を無料体験